いよいよこの日のメインイベント、平等院鳳凰堂のライトアップイベントに参加することになりました。
今回私はクラブツーリズムが企画する、住職の法話と学芸員の講座が付いた貸し切りツアーに参加しました。
集合時間に平等院表門へ行き、体温や健康状態を記した健康チェックシートを担当者へ渡したら、ほかの参加者と一緒に境内へ。
まずは、通常は非公開となっている浄土院へ入り、そこで住職の法話を拝聴します。
瀬戸内寂聴さんがお亡くなりになったばかりだったので、寂聴さんのことを話に盛り込まれていたのが印象的でした。
法話の後にはミュージアムの学芸員によるお話が続きます。
平等院鳳凰堂に西扉に描かれている「日想観図」の図様と和歌とのつながりなどを詳しく説明していただき、昔々の宇治の暮らしぶりを知ることにもつながりました。
法話を聞いた後は、平等院ミュージアム「鳳凰堂」へ入館。
学芸員も一緒に回ってくれるので、詳しく知りたい話を聞いたり、宝物について説明してもらったりと、自分だけで見るのでは得られない体験となりました。
さて、ミュージアムも観覧し終わり外へ。
いよいよお待ちかねの平等院のライトアップを見にいきます。
この日は朝からずっと雨が降っていて、暗くなってもまだ静かに降り続いていました。
雨の中の平等院もしっとりとして趣があるのですが、やはり池の水面へのリフレクションを写真におさめたいので、波紋が立つ状態はあまりありがたくありません。
この日の拝観は20時までで、帰宅は各自の自由となっているので、ライトアップを見たら早々に後にする人も多くいます。
じりじりと焦る気持ちを抑えつつ、ねばりにねばった19時20分ごろ、ついに雨が止みました!
待ちかねたとばかりにカメラを持つ人が鳳凰堂の周りに集まり、もちろん私もシャッターを切りまくる、切りまくる!!
近頃、京都の神社仏閣の多くは境内での三脚の使用を禁止しており、平等院もその例に漏れません。
ISO感度をできるだけ低く抑えたいのでシャッタースピードをゆっくりしたいのですが、三脚が使えないのでそこはちょっとジレンマ。
ゆっくり息を吐いて、手元が震えないよう細心の注意を払い、手持ちでいけるギリギリのシャッタースピードでシャッターを押します。
手振れ補正もがっつり効かせることで、1/10秒のシャッタースピードで何とか撮影することができました。
時間ギリギリまで撮影し、参加者の一番最後ぐらいまで粘った末に平等院を後にします。
あー、撮りたかった写真を撮れたよ! よかったーーー!!
京阪鉄道の宇治駅までとぼとぼと歩き、電車に乗って京都市内へ向かいます。
雨の中、何時間も歩き回ったこともあり、電車の中で一気に疲れが襲い掛かってきました。
この日の宿泊は「カオサン京都ゲストハウス」で個室を予約。
寝られて、シャワーを浴びられればそれでよいので、一人旅の時は安宿を泊まり歩いてます。
せっかく四条河原町に宿をとり、周辺のグルメ情報も下調べしてあったのに、部屋に入ったら充電やポンチョの乾燥など最低限のことだけ済ませ、すぐに寝てしまったのでした。
晩ご飯はコンビニの豆サラダのみで撃沈、わびしい…。
その④へ続く。
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