2019年10月27日日曜日
河崎商人市へ行ってきました
川沿いに蔵や町家など歴史的にも貴重な建物が数多く建つ伊勢市河崎地区にて、毎年恒例の「河崎商人市」が行われ、手伝いがてら遊びに行ってきました。
この日は河崎のまちおこしの中心地である伊勢河崎商人館のオリジナルグッズ販売や案内などのお手伝いです。
伊勢河崎商人館は、かつて酒問屋を営んでいた豪商の建物を往事のおもかげを残しながら資料館として、またイベントスペースとして利用されている場所で、建物は国の重要文化財に指定されています。
毎月第4日曜日には「伊勢のだいどこ市」という定期市が開催されていますが、今回の商人市は年に一度、河崎の通り沿いにたくさんのお店が建ち並ぶスペシャルバージョンです。
鰻弁当や焼きたてパンなどの食品、花、ストールや焼き物などの手作り品、旬のみかんや野菜などの農作物、衣料品などなど、およそ50軒ものお店が河崎本通りにずらり。
地元の和菓子店ではぜんざいの無料ふるまいなどもあり、午前中から多くの人で賑わいました。
川沿いのため物資の運搬が容易で、江戸時代には「伊勢の台所」と呼ばれた河崎ならではのイベントです。
当日はお店だけでなく、伊勢古市歌舞伎の上演(友人が熱演!)や、
景品がもらえるスタンプラリー、川沿いではバンドの演奏や「伊勢河崎一箱古本市」も同時開催され、実は市民がさまざまな形でイベントに参加し盛り上げているのも特徴です。
ただ単にお店と来客がものの売り買いをするだけじゃないのが良いですよね。
ちなみに11月のだいどこ市は200回記念となります。
そして12月には年に一度の「だいどこ仕舞市」となり、しめ縄やお餅など正月用品が販売されます。
イマドキのマルシェとはひと味違う、市民の手による定期市へぜひどうぞ。