毎年、大みそかはおせち料理づくりに勤しんでおります。
昨晩のうちに黒豆を調味液にひと晩浸けておいて、次の日にことことと8時間ほど煮ていくのですが、この鍋でコンロを一口取られるのは非常に作業性が悪いため、物置から石油ストーブを引っ張り出してくることから作業スタート。
災害などで電気が使えなくなった時のために、そして大みそかに黒豆を煮るために、やはり一家に一台は石油ストーブを置いておきたいもの。
その後は、刻んだり、皮をむいたり、型を抜いたり、裏ごしたり、巻いたり、混ぜたり、煮たり、味見したりを繰り返して、夜の7時ごろに何とか完成。
昨年は重箱の用意を忘れてて、急遽、食器棚にある重箱的なものに料理を詰めたので、非常にみすぼらしく、さらにアルミホイルを間仕切りにしていたので、ダサダサの見た目なのが最大の反省でした。
なので、今年は前もって重箱(若狭塗)を用意しておき、業務スーパーで間仕切り用の笹の葉も購入。
ということで、出来上がった我が家のおせち料理を一の重からご紹介していきます。
一の重:(左上から時計回りで)伊達巻(市販品)、栗きんとん、紅白かまぼこ(市販品)、八幡巻、くるみ入り田作り、くわいの煮物
実は栗きんとんの芋を煮るときに、鮮やかな黄色になるようくちなしの実を入れるんだけど、今年は少ししか量がなくて、仕方なく(?)ターメリックを少し放り込んでみました。
香りが気になるほどの量じゃなかったみたいで、誰からも苦情は出ず、ほっ。
二の重:蓮台寺干し柿入り紅白なます、ウニといくら、黒豆、たたきごぼう、のし鶏(中央)、酢蓮根、数の子
蓮台寺柿は伊勢市の天然記念物です。
干し柿にする場合、よく見る丸ごとではなく、適当な大きさに切ってから干し柿に加工されます。
なので、ひとつひとつが食べやすく小さめ。
また、今年は黒豆がしわもなく、すごくおいしくできて好評でした!
三の重:タコの桜煮、海老のうま煮、金柑の甘煮、昆布巻
タコは柔らかくなるよう、大根おろしのしぼり汁で煮込みました。
昆布巻には豚肉を巻いてあるので、結構食べ応えあり。
四の重:煮しめ
里芋、大根、蓮根は白く仕上げたいので、別の鍋で煮ました。
また、里芋は煮すぎてぐずぐずになることが多いので、いつもより煮る時間をかなり控えめにしたところ正解。
来年まで忘れないようにしたい。
料理を詰め、写真を撮って、いやー満足満足なんて思ってたら、夜中になって菊花かぶを詰めてないことを発見。
もう面倒くさいんでこのままでええわ。
菊花かぶは普通の容器に入れて、ただの酢の物として消費されました。
さて最後に今年の総括を。
今年はコロナ禍で世界のあり様も人々の暮らし方もがらりと変わってしまいました。
まさか私が生きている間に、世界的な伝染病でここまで大騒ぎになるような時代が来るとはと驚いています。
とはいえ、日々の暮らしは粛々と続いていくわけで。
手洗い、うがい、三密を避ける生活を続けながら、ワクチンや治療薬の開発・普及を待つばかりです。
今年もお世話になりました。
来年も頑張ったり手を抜いたりしながら生きていきましょう。
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